
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は終息の兆しがみえず、マスクの手放せない生活が続いている。近年、今ほど顔を隠して暮らした日々はない。接客や商談、面接の時もマスクを外せないのならば、マスク顔を少しでも好印象にしたいものだ。
この問題に認知心理学の観点から取り組んでいる興味深い研究がある。マスクが顔の印象に及ぼす効果を測定、検証したもので、北海道大学の河原純一郎教授と福山大学の宮崎由樹准教授らの研究グループが、コロナ流行前後の変化を明らかにした。
マスク姿を想像すると…調査で浮かんだ疑問
きっかけは10年ほど前。河原教授は、インフルエンザの流行期でも花粉症の時期でもないのに、マスクをしている学生たちがいることに気づいた。教室の中で1割に満たない人数ではあったが、「表情が読み取れないため、講義の内容が伝わっているのか分かりづらく、コミュニケーションの妨げになると感じました」。そこで、マスクによって見た目がどれだけ変わるのかを調べようと考え、2014年ごろから研究に取り組んできた。
河原教授の研究室では、さまざまなアプローチで「注意」に関する研究を行っている。その中で、もともと顔や表情の研究をしていた。
マスクの効果を調べるにあたり、まず、コロナ禍以前の2015年、着用時の印象について約300人を調査した。「マスクは魅力を上げるか、下げるか」「マスク着用者は健康的に見えるか、不健康に見えるか」という2つの質問に対し、白いマスクを着けた顔を想像して回答してもらったところ、「魅力を上げる」が44%、「下げる」が29%。また「健康的」が7%、「不健康」が50%という結果を得た。
この結果に、河原教授は違和感を覚えた。「約半数の人がマスクは魅力を上げると想像し、同じく半数がマスクは不健康に見えるとした。果たして、不健康に見える人に魅力を感じる人がいるだろうか。それは通常だと考えづらい。やはり、実測しなければ事実は分からない」と思ったのだ。
からの記事と詳細 ( マスク効果で顔の魅力アップ!? コロナ禍で変わった印象(Science Portal) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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