
マスクヒモで毛髪や頭皮が擦れる
マスク生活はまだまだ続きそうで、このような症状が今後、さらに多くの人に生じる可能性もある。そもそも、なぜマスクヒモで脱毛症状が起きるのだろうか? また何か防ぐ方法はないのだろうか? 頭髪診療を専門に行う東京メモリアルクリニック・柳澤正之院長に話を伺った。 ーーもみあげ部分の脱毛症状の原因は何だと考えられる? 「マスクのヒモ部分」と完全に一致した脱毛であれば、まずは外的刺激による脱毛を考えます。マスクのヒモは口、顎の動きに合わせて若干動きますので、「毛髪との擦れ」と「頭皮との擦れ」の2種類の外的刺激が生じます。 ・「毛髪との擦れ」について マスクヒモが毛髪自体と繰り返し擦れる、もしくは引っ張られることで毛髪が抜ける(牽引性脱毛)、もしくは千切れることが推測できます。 花の幹などを繰り返し曲げていると、最初はたわむだけですがそのうちにぽっきり折れてしまう、もしくはひっかかって引っ張れば根っこから抜けてしまう、というのに近いと思います。マスクヒモ素材と毛髪(キューティクル)などとの引っ掛かりやすさも影響するのかもしれません。 ・「頭皮との擦れ」について 文字通り頭皮への繰り返しの刺激によるものです。アメフト選手のヘルメットのクッション材が当たる部分に限局した薄毛、というのが有名で外来でも良く見かけます。 マスクヒモが頭皮に強く当たっているようには思えませんが、1日の大半マスクをつけることによる頻回の刺激が頭皮ダメージ、脱毛の原因となる可能性は否定できません。 もう一つ可能性としては、円形脱毛症が挙げられます。 この場合ヒモによる外的刺激は関係ありませんが、円形脱毛症はストレスで誘発されることもあると言われています。長いコロナ生活によるストレスが原因で、たまたまもみあげ(マスクヒモ部分)に円形脱毛症ができてしまった、というのも可能性は低いですがあり得ます。 新型コロナ感染後、または新型コロナワクチン接種後の脱毛症というニュースもあり、これもまだ原因解明されてはいませんが、私個人の見解としては円形脱毛症や新型コロナ感染による血流障害症状の一つでは、と想像しています。今回のもみあげ脱毛にも関係しているかもしれません。 また左右片側だけの脱毛、という場合には円形脱毛や血流障害症状の可能性を考慮します。(外的刺激、擦れの場合には、ほぼ左右同様に脱毛するはずです) ーー脱毛を防ぐ方法を教えて。 予防対策は脱毛の原因によります。 外的刺激が原因であれば、刺激の少ない形状のマスク(ヒモ)や、引っ掛かりの少ないヒモ素材などで対策できるかもしれません。 円形脱毛症については、ストレス軽減による予防効果もはっきりしていません。症状が出たら専門の皮膚科などで相談するのが良いと思います。 ーー「外的刺激」の場合はどうしたらよい? 一番簡単なのは、マスクのヒモを毎日ずらすことです。 ヒモを普通に耳にかけるのと、ヒモをクロスして耳にかけることでヒモの位置が変わります。またウイルス感染対策としての是非は別として、ウレタンマスクやバンダナなどのフェイスマスクなどバリエーションを変えることでも接触部分が変わり、刺激の回数を減らすことができると思います。 ウレタンマスクの上に不織布マスクをすることで、ヒモの擦れがウレタン帯部分で保護されたりもします。 ーーちなみに、この脱毛症の悩みで来院した人はいる? 当院ではまだそういった患者さんは拝見しておりません。
からの記事と詳細 ( 「もみあげがハゲてきた」コロナ禍のマスク着用で新たな悩み…原因と予防法を専門医に聞いた(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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