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Thursday, February 20, 2020

新型肺炎 県内企業に広がる防衛策 接客時マスク・国内出張禁止 - 信濃毎日新聞

 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が国内で広がっていることを受け、県内企業も防衛策に乗り出している。人が集まる店舗や施設を運営する企業は、消毒・除菌を徹底。接客時のマスク着用や国内出張の原則禁止に踏み切る企業もある。首都圏などに拠点がある企業は人混みを避けるため、公共交通機関を利用する社員に時差出勤や在宅勤務を認めている。

 百貨店の井上(松本市)は1月下旬から、国内出張を原則禁止にした。重要な商談などに限り、社長の許可を得て出張する。社員が感染し、店が開けられなくなる最悪のリスクを考慮した。社員が見本市やセミナーに参加できなくなるため、井上博文常務執行役員は「企業としての情報収集が必要最小限にとどまり、中長期的な経営に影響を及ぼしかねない」と懸念する。

 全国でアミューズメント施設を60店展開する共和コーポレーション(長野市)は2月17日から、全店の従業員にマスク着用を指示。接客業のため普段はマスクを着けないよう促しており、異例の対応という。長野市で運営するアピナ長野大橋店では、ゲーム機の拭き掃除をする際に家庭用洗剤を使っていたが、17日から消毒液に切り替えた。

 軽井沢プリンスホテル(北佐久郡軽井沢町)やホテルメトロポリタン長野(長野市)も、接客時にマスクを着けないのが原則だったが、現在はフロント従業員全員がマスクを着用。メトロポリタン長野は室内清掃時に受話器やドアノブ、テーブルのアルコール除菌を始めた。担当者は「清掃スタッフの負担は増えるが必要な対策だ」とする。

 キッセイ薬品工業(松本市)は18日、公共交通機関で通勤する東京などの内勤者について、勤務が義務付けられる時間帯「コアタイム」の適用をやめ、時差出勤を可能にした。一部社員には在宅勤務も認めている。ミネベアミツミ(北佐久郡御代田町)は首都圏の事業所で、公共交通機関を利用する社員に時差出勤を指示。エラン(松本市)も首都圏の拠点を中心に時差出勤を認めた。

 セイコーエプソン(諏訪市)は10日以降、国内全事業所の来客に「中国大陸、香港、マカオを出国してから14日を経過していること」「発熱や激しいせきがないこと」の2項目を確認した上で入構を許可。社員に不要不急の出張を控えるよう呼び掛けている。KOA(伊那市)も社員に不要不急の出張を控え、人混みを避けるよう指示した。

 マルイチ産商(長野市)は17日、新型ウイルス感染の対策本部を本社に設置。できるだけ外部セミナーなどへの参加は自粛し、グループ会社との打ち合わせはテレビ会議で行うようにしている。

(2月21日)

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