直接防止効果はさておき社会のために必要だ
「社会のためのマスク」は、それで感染拡大が食い止められれば人命と社会経済への傷を減らすことができ、「自分のためのマスク」となる(撮影:今井 康一)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの着用が当たり前になっている。安倍首相が4月1日に表明した全世帯への布製マスク配布方針には、驚きも広がった。だが、品不足はまだ続く。建築・都市環境工学、とりわけ人の周りの空気環境の研究を続ける村上周三・東大名誉教授にインタビュー、改めてマスクの功罪と正しい使い方について聞いた。
マスク、自分自身への感染防ぐ効果は限定的
――会議や会合でマスク着用が義務付けられることが増えています。街を行く人もマスク姿が多くなりました。
自分への感染を防ぐためにマスクを着けている人が多いと思います。水道水の安全性に不安があるときに、ペットボトル、プラスチックによる海洋汚染が問題になってからはマイボトルを持ち歩く人が増えました。しかし、空気の場合、自分用の空気を持ち歩けません。そこで空気に含まれる危ないものを吸わないようにいわばペット空気の代用としてマスクを着けているものと想像します。私の場合もそうですが、マスクを着けていると安心感があります。でも実は、本人への感染防止効果は限定的です。
――マスクでは感染を防げない、という声は、以前からありました。
私たちはマスク着用時の空気の流れを数値流体力学の手法を用いて分析しました。北九州市立大学の白石靖幸教授がコンピューターによるシミュレーション解析を行ったところ、マスクを着けた場合、吸っている空気のうち、マスクを通して吸引している空気は少量、マスクの顔への密着度がよくない場合は約1割で、横の隙間から吸っている空気が大半、約9割に達するという結果が出ました。空気には、なるべく抵抗の少ないところを通るという性質があるからです。
数値シミュレーションに使用した顔のモデル(図:北九州市立大学の白石靖幸教授提供)
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April 02, 2020 at 02:00PM
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コロナに「マスクは無意味じゃない」明確な根拠 - 東洋経済オンライン
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