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Sunday, May 17, 2020

マスク、華僑ルートで続々 神戸元町商店街、日々値下がり - 神戸新聞

 見当たらなかったマスクがここにも、あそこにも-。神戸市中央区の神戸元町商店街で、新型コロナウイルスの感染拡大で品薄だったマスクが店頭に次々と並んでいる。さまざまな業種の約30店がマスクを扱い、日々値段も下がる。商店街を歩くと、神戸に根付く華僑のネットワークと入荷ルートが見えてきた。(谷川直生)

 神戸元町商店街は元町通1、2丁目からなる一番街と、3~6丁目の各商店街で構成。全長約1・2キロに約300店が軒を連ねる。

 マスクを販売するのは、衣料品や生花店、整体院など。50枚入りの使い捨てマスクは今月15日の時点で、いずれも税抜きで1箱1590~3500円と価格に幅があり、繰り返し使える布マスクは1枚200円の店もあれば、3枚セットで399円の店もあった。

 政府が配る布マスク、通称「アベノマスク」が兵庫の世帯にも届き始めたが、商店街では「ファッションマスク」という柄入り布マスクも多く見られた。

 一時は姿を消していたマスクだが、4月中旬から並べる店が出始め、同月下旬に急増した。商店街を古くから知る関係者は「この周辺は華僑を中心に、中国本土や中国人同士のつながりを持つ人が多い。独自の流通ルートを持っているのではないか」と話す。

 一角にある外国食材の店は50枚入りの使い捨てマスクを1箱2300円で販売する。仕入れ先は中国人が営む大阪の貿易会社だ。店員の中国人女性は「必要とする人のためにと思って仕入れ始めた。仕入れ値が高騰していて、ぎりぎりの価格設定」と話す。

 同じく「利益はほとんど取っていない」と話すのは、靴やかばんなどの輸入・販売会社を営む男性(45)。自社工場が中国にあり、マスクは工場作業員の親族のつてで輸入し、1箱2350円で販売する。中国での感染が下火になったとみられる4月中旬から入荷が活発になったといい、「今後はどんどん流通量が多くなるのでは」と話した。

 一方で、周辺の大手チェーンのドラッグストアには、マスクはほとんど見当たらない。店員に聞くと「数日に1回、5枚や7枚入りが入荷するが、少量ですぐに売り切れる」と言う。

 日本チェーンドラッグストア協会(事務局・横浜市)の担当者は「新規にマスクを扱う店舗は、中国の会社などと直接取引をしているのではないか」と推測。その上で「品質保証の観点から、協会の加盟店には卸売業者の新規開拓は推奨していない。コロナ流行前と同じルートでのマスクの仕入れが滞っている可能性がある」としている。

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