大手ドラッグストアなどでは品薄の状態が続いていますが、最近は洋服店や飲食店などの店頭で見られるようになってきました。
こうしたマスクはどこからやってきているのか取材しました。
【洋服店や飲食店でもマスク販売】。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各地のドラッグストアなどではマスクの入荷が追いつかず、品薄の状態が続いています。
一方で、これまでマスクを扱っていなかった商店での販売が広がっています。
国内で使われるマスクは、従来ほとんどを中国から輸入してきましたが、世界中でマスクの需要が急激に高まったことから、品薄の状態が続くとともに価格が高騰しています。
これまでマスクを扱っていたドラッグストアやスーパーなどで品薄の状態が続いている一方で、最近は洋服店や飲食店などで多くのマスクが販売されるようになりました。
このうち、大阪・北区にある天神橋筋商店街では、洋服店や雑貨店など十数か所でマスクを販売する様子が見られました。
価格は50枚あたり3000円から3500円と、感染拡大前の5倍程度の高さです。
マスクを販売する洋服店の女性店員は、「これまでに取り引きがあった会社を通じてマスクを仕入れ始めました。人出が減って洋服の売り上げが大きく落ち込む中、マスクが最も売れているのが現状です」と話していました。
【輸入業者“品薄続く”】。
ドラッグストアなどにマスクが並ばない背景について、複数の輸入業者は従来取り引きがあった中国の工場は中国政府の制限を受けているため、買い付けが難しい状態だといいます。
一方で、新しく生産を始めた工場のマスクについては品質が保証されていないため、買い付けをちゅうちょしているとしています。
マスクの品質について、国が定めた基準はありませんが、長年、マスクの輸入や販売を行う「ファーストレイト」の長谷川友彦社長は、こうしたマスクの中には品質が悪いものも含まれていると指摘します。
また、今後のマスクの流通については世界的に需要が高まっているため、品薄の状態が長期化するとして、「各国がマスクを獲得するためにお金を持ち込んで、たたき買いをしている。今後に関しても需要というのは下がらないのではないか」と話しています。
【輸入業者“暴利ではない”】。
感染拡大を受けてマスクの輸入に乗り出した関西地方のアパレル業者は、「マスクはつきあいのあるアパレル工場に新たにつくってもらった。従来扱っていた商品が全く売れず、マスクを売らなければ会社が立ちゆかない」などと話しています。
この業者は、中国から靴や帽子などを輸入して販売していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で商品がほとんど売れなくなったということです。
このため、取り引きのある中国のアパレル工場にマスクの生産を依頼したり、現地の仲介業者に頼んだりしてマスクをかき集めて輸入しています。
感染拡大前に比べて、およそ5倍にあたる50枚あたり3000円ほどで販売していますが、売れ行きは好調だということです。
経営者の男性は、「マスクの需要はすさまじく、特に緊急事態宣言が出た日などは売り上げが大幅に伸びる。『人の弱みにつけこんだ商売だ』と言われることもあるのは事実だが、マスクの仕入れ値自体も高くなっている。輸送費や人件費も含めると、決して暴利を得ていることにはならないと思う」と話しました。
そして、「今まで扱っていた靴や衣類は全く売れず、赤字の状態だったので、もしマスクを売っていなければ会社の存続も危ぶまれていた」と話していました。
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May 01, 2020 at 04:36PM
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店頭のマスクはどこから?|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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