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Friday, May 22, 2020

マスクで「日焼けむら」 どう防ぐ?:社会(TOKYO Web) - 東京新聞

日傘を差して交差点を渡るマスク姿の女性ら。日焼けの季節はご注意を=東京都渋谷区で

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 新型コロナの感染拡大が落ち着いても、マスクはしばらく手放せそうもない。そんな前例のない状況で、日焼けの季節がやってきた。心配なのは、マスクをしている部分としていない部分で日焼けのむらができる「マスク焼け」。実際のところ、どれほどのむらができ、どう避ければいいのか。(稲垣太郎)

◆出ている部分、念入りに日焼け止め

 「マスクの形が白く残るのは格好悪い」。東京都江東区の会社員女性(38)は不安げ。女性は、これまでの日焼けシーズンと少し違う気遣いをしている。マスクから出ている部分はより念入りに日焼け止めを塗るようになったという。

 東京都調布市の会社員女性(47)も、やはりマスク焼けを気にしている。こちらは「日差しがある所ではマスクを外すようにする」というのが対策だ。こんな心配をしているのは二人だけではない。

◆女性の98%「外出時にマスクを装着」

 「マスク焼け」が気になる人は47・3%。サンケア専門ブランド「ビオレUV」を持つ花王が首都圏在住の二十〜四十代の女性三百人を対象に行った調査でこんな結果が出た。ちなみに、98%が外出時に「マスクを装着している」との回答。マスクをしている時に日焼け止めを使っている人は64%に上る。マスク焼けを気にしている女性は、かなり多いようだ。

 実際のところマスクにはどれほどの日焼けむらのリスクがあるのだろうか。

 神戸大名誉教授(皮膚科学)でBTRアーツ銀座クリニック院長の市橋正光氏は、しっかりと対策を取るよう求める。「マスクをしている所には、日焼けの原因となる紫外線(UV)がほとんど届かない。当然、日焼けむらが起こる」(市橋氏)からだ。

◆不織布と布マスク、UV量変わらず

 ちなみに、市橋氏によると、使い捨ての不織布マスクと布マスクで通すUVの量はほとんど変わらない。黒いマスクなら、白より日焼けむらのリスクは少なそうにも思うが、市橋氏は「熱を吸収して暑くなるから勧めない」と語る。

 ちょうど今の時期から九月ごろまでがUVの強い時期。「しっかりと日焼け止めを使ってもらうのがいい」。市橋氏はこれが唯一無二の対策と説く。

 では、どのように日焼け止めを使うべきなのか。

 アヴェニュー表参道クリニックの佐藤卓士院長(皮膚科、形成外科)は「マスクをしていても、わずかにUVを通す。顔全体に均一に日焼け止めを塗ることを勧める」と語る。マスクで隠れる口もとにも塗るのは「マスクをしている所としていない所で焼け方をコントロールするのは難しい」(佐藤氏)からだ。

◆日焼け止めクリーム500円玉の量

 その塗り方を、佐藤氏は「クリームなら五百円玉ほどの量のものを顔全体にしっかり塗り、汗で流れるので二、三時間おきに塗り増しする」と助言する。

 時短美容家の並木まき氏はマスクをしている部分としていない部分の境目がポイントという。並木氏は「肌とマスクが擦れ、日焼け止めが落ちやすい。マスクと肌が重なる部分は念入りに塗る」と説明する。

◆蒸れ防ぐUVカットのパウダーも

 暑い日が多くなる。日焼け止めの効果を長持ちさせるために、並木氏は「マスク下の日焼け止めが蒸れて崩れないようにUVカットのパウダーをはたいておく」と話した。そして、並木氏は「日焼けするのは男性も一緒」と、男性も注意するよう促した。

 つばの広い帽子をかぶったり、日傘を差す。こんな対策もありそうだ。ただ、市橋氏も佐藤氏も「地面などから反射するUVを完全に防ぐことはできない」などと、十分ではないという考えだった。

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May 23, 2020 at 10:13AM
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