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Thursday, June 18, 2020

開店3時間前に行列ができる店舗も ユニクロの「エアリズムマスク」発売で激化する競争(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース

 「申し訳ございません。整理券の配布は終了しました」  「え? 本当?」  「午前7時から並ばれていたお客さまもいらっしゃったもので……」 【画像】エアリズムマスクの商品概要  ここは、東京都内にあるユニクロのとある店舗。「エアリズムマスク」(3枚組1パックで税別990円)を購入するために必要な整理券を、発売日である6月19日の午前9時から配布すると事前に告知していた。発売日当日の午前8時55分、店舗には整理券を求める10人弱のお客が訪れていたが、店員は申し訳なさそうに事情を説明していた。  この店舗は午前10時オープンとなっているが、店頭には「エアリズムマスクの品切れについて」という告知文が貼りだされていた。店員の話によると、午前7時から整理券を求めるお客が並び始め、最大で100人超の行列ができたという。

オールシーズン用のエアリズムマスク

 エアリズムマスクは、マスクに求められる防御性能を高めるため、独自の3層構造を採用している。マスクの表側にはメッシュ素材、中間には高性能フィルター、内側にはエアリズムの生地が使われている。肌に触れる部分がエアリズムなので、長時間着用しても肌触りの心地よさが続くとしている。洗濯して繰り返し使用することが可能で、「こども(S)/小学生以上が目安」「ちいさめ(M)」「ふつう(L) 」の3種類を用意している。  多くのお客が購入することが想定されるため、初回は「1人各サイズ1パック、計3パックまで」という制限がある。また、当面は毎週50万パックを継続的に生産する予定だという。  なお、エアリズムマスクはオールシーズン用であり、「マスクに冷却効果はありません」と公式Webサイトに明記されている。さらに、熱中症を防ぐため、激しい運動時や炎天下での着用は避けるように注意喚起している。

「ユニクロブランド」に勝てるか

 現在、スポーツ用品メーカーなどが独自の技術力を活用した機能性マスクを相次いで発売している。  例えば、スポーツ用品メーカーのミズノは、5月15日に水着素材を使ったマウスカバーの予約受付を開始したが、用意していた2万枚が即日完売した。その後、ラインアップを拡充し、24種類・87万枚を発売するとしている。  ヨネックスも独自の涼感素材「ベリークール」を使用したマスクの予約販売を受け付けている。オンラインショップと自社のショールームで1万枚以上を販売する。この他、青山商事、ワールド、グンゼ、無印良品などが続々と独自のマスクを開発している。  機能性のあるマスクを大量に生産する企業も出てきている。例えば、寝具大手の西川(東京・中央)は「西川だからつくれるこだわりマスク」などを月間40万枚、年内に300万枚生産するとしている。イオンは、夏用マスクをミニストップ、まいばすけっと、イオンリテールなどで500万枚販売する計画を打ち出している。  強力なブランド力を持つユニクロが参入したことで、機能性マスクの競争はさらに激しくなることが予想される。

ITmedia ビジネスオンライン

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