2021年01月14日20時30分
【クアラルンプールAFP時事】新型コロナウイルスから人間の身を守るマスクが、野鳥や海洋生物などの命を脅かす存在となっている。環境団体オーシャンズアジアによると、昨年さまざまな場所で適切に処分されなかった15億枚以上のマスクが最終的に海へ流れ込んでいるという。
各国が公共の場での着用を義務化して以降、道端や水路、ビーチなど野生動物の生活環境でマスクが見つかるようになった。薄いマスクでも、分解されるまで数百年かかることもある。
クアラルンプール郊外の丘で、捨てられたマスクのひもを猿がかむ姿が目撃され、窒息の危険性が指摘されている。英国では、足にひもの部分が絡まったカモメが救助された。
ブラジルでは、ビーチに打ち上げられたペンギンの胃の中からマスクが見つかった。海中で細かくなったプラスチックが食物連鎖に入り込む問題を指摘する科学者もいる。
オーシャンズアジアは各国政府に対し、不法投棄の罰金を引き上げたり、洗って繰り返し使えるマスクの使用を促したりするよう求めている。
からの記事と詳細 ( 使い捨てマスク、野生生物の脅威に 「15億枚以上が海へ」―環境団体 - 時事通信ニュース )
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