* * * 「暑い中でマスクをしている子どもたちを見て、苦しいし嫌だよね、とかわいそうな気持ちになります。でも、マスクをしていればたとえコロナ感染者が出たとしても濃厚接触者なしでこども園では通常保育が続けられる。現状、子どもと園を守るためにはマスクの着用は仕方ないのかな、と思います」 そう話すのは、都内の認定こども園に勤める幼稚園教諭のAさん。Aさんのこども園は区の指導に基づき、園児たちのマスク着用を徹底しているという。 「ただ、夏になり気温も上昇しており、外遊びや鬼ごっこのときは、様子を見てマスクを外すよう声をかけています」 一方、都内で保育士をするBさんの保育園では、親の要望や、子どもに鼻水や咳などの症状がある場合を除き、園児たちにマスクの着用は義務づけていない。「5歳以下の子どもは必ずしもマスク着用にこだわらなくてよい」というWHOの基準(後述)などに基づくものだという。 「呼吸困難や熱中症のリスクも考慮して、私の勤務する保育園の子どもたちは基本的にマスクをつけていません。ただ、近所の公園に遊びに行くときなど、地域の方に“なんでマスクをしていないのか”“マスクをしていない子どもたちが集団で遊んでいる”と意見をもらうことがあります。マスクにはリスクがあることを伝えたり、行く公園を選んだりする必要が出てきました」(Bさん) ■国や機関によって異なる年齢基準 日本小児科学会は「乳幼児のマスク着用には危険があります。特に2歳未満の子どもでは、気をつけましょう」として、以下のメッセージを出している。 「乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことも困難です。また、正しくマスクを着用することが難しいため、感染の広がりを予防する効果はあまり期待できません」(日本小児科学会ウェブサイトから)
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