シャープは、立体構造のシャープクリスタルマスクに、小学生の利用に適した「シャープクリスタルマスク(こどもサイズ)」を新たに追加。2021年12月2日から発売する。価格は、通常販売の5枚入りが699円で、12月下旬から発売。通常販売の15枚入りは1980円、定期便サービスは1880円。15枚入りはいずれも12月2日から発売する。 【この記事に関する別の画像を見る】 シャープクリスタルマスクは、6角形をベースとした立体構造による「立体クリスタル形状」を採用。従来から発売しているシャープ製不織布マスクと同様に、三重県多気町のシャープ三重工場のクリーンルームで生産しており、プレミアムマスクとして、快適性や防御力、着用時の美しさなどを追求した製品に位置付けている。 9月30日にシャープクリスタルマスクとして発売したところ、「子供にも利用したい」という声が多く、新たに「こどもサイズ」を発売することになった。 ふつうサイズのデザインを踏襲しながら、横幅を35mm小さくして、175mmにするとともに(ふつうサイズの横幅は210mm)、小学生の鼻にフィットしやすいように、着用時に鼻の形に合わせて折り曲げるノーズフィッターの位置を調整。小さな顔にもしっかりとフィットするため、マスクと顔の間に生じる隙間が減るだけでなく、口元の空間をしっかりと確保でき、呼吸しやすくなっているという。 シャープでは、「成長期で個人間の体格差が顕著な小学生にも、個人ごとにフィット感の高いポジションでマスクを装着してもらえる。また、伸縮性が高くやわらかい耳ひもを採用したことで、長時間のマスク着用で起こる耳への負担や、子供のデリケートな肌への負担を軽減できる」としている。通常のシャープ製マスクでは、「小さめサイズ」として、女性や小学生高学年を対象にしていたが、今回は「こどもサイズ」として、小学生を想定している。 また、現在、三重工場においては、シャープクリスタルマスクが生産可能な機器は3台が導入されており、そのうち1台で、こどもサイズの生産ができるように改良している。いずれも1台あたり日産25,000枚の生産能力を持ち、需要に合わせて、生産体制を柔軟に変更できる体制を敷いている。 シャープクリスタルマスク(こどもサイズ)は、シャープのECサイトである「COCORO STORE」で販売。5枚入りおよび15枚入りの通常販売と、15枚入りの定期便サービスで提供する。通常のシャープ製マスクとは異なり、抽選販売は行なわない。 シャープクリスタルマスクは、一般的なプリーツ形状のマスクと比べて、より立体的な構造を採用。口元に広い空間を確保しているほか、外側の不織布に形状保持力が高く型崩れが少ない材料を使用することで、口元の空間を長時間維持できるのが特徴だ。 「呼吸しやすいだけでなく、唇や口元周辺の肌が過度にマスクに接触することなく、清潔で快適な着け心地を長時間提供できる」という。 フィルター性能を左右するマスク中央のメルトブローン不織布を2層に増やし、合計で4層の不織布の構成とすることで、花粉やPM2.5、さらに微小なウイルス飛沫や微粒子の侵入をしっかりとガード。「せきやくしゃみによる飛沫拡散を防ぐのにも効果的であり、VFE試験、BFE試験、PFE試験、花粉捕集効率試験の4つのフィルター捕集効率試験において、99%以上のカット率を実現している」という。 不織布の最外層には、マスク表面での細菌の増殖を抑制する無機(銀)系抗菌剤を配合した抗菌加工を施しているほか、不織布の各層に撥水性を持たせることで、湿気によるマスクのフィルター性能の低下抑制、飛沫の拡散防止といった効果を高めている。また、抗菌剤に含有する銀イオン(Ag+)の作用によって、マスク表面での細菌の増殖を抑えることができるという。 鼻の部分に施されたステッチ(縫い目)を利用して不織布を下方向に折り込むことで、マスクの縦方向のサイズ調整が可能であり、さらに、ノーズフィッターは、形状保持力が高く、鼻のラインにぴったりフィットするため、マスクと顔の隙間を減らし、花粉やPM2.5、ウイルス飛沫などの侵入やメガネの曇りを抑えることができるという。 「ふつうサイズ」同様、マスク1枚ごとに個別包装をしており、マスクを外した際には、口元側の不織布が内側に閉じられるように、折りたたんで収納することができる。 「衛生面でも安心で、マスクの内側が露出しないために見栄えも良く、周囲への配慮にもつながる」としている。
PC Watch,大河原 克行
からの記事と詳細 ( シャープ、小学生向けの「クリスタルマスク」(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3rsIKI1
No comments:
Post a Comment