2022年12月24日13時32分
【ベルリン時事】新型コロナウイルスの流行開始から3度目のクリスマスを迎えているドイツでは、コロナ感染が収まりつつある一方、インフルエンザの大流行に悩まされている。小児科を中心に医療が切迫し、ドイツメディアは「今年のクリスマスもマスクが要るかも」と悲観的に報じている。
「小児医療は本当に憂慮すべき状況だ」。公衆衛生のかじ取り役を担うラウターバッハ保健相は15日、子ども向けの病床が窮迫していると警鐘を鳴らした。12月時点で呼吸器系疾患の罹患(りかん)率は10人に1人のペースで推移。医療機関はコロナ最盛期と同程度の危機に直面しているという。
特に乳幼児が重篤化しやすいRSウイルスが急増している。過去2年間はコロナ感染防止策で鳴りを潜めていたが、制限解除とともに拡散。専門家はメディアに「3年分が一斉に来た」と解説した。
コロナ制限からの解放感から、ドイツ各地で開催されているクリスマスマーケットは、マスクなしの客で連日にぎわっている。インフル流行が収まるかは見通せず、DPA通信は「クリスマスツリーの下ではなく、病床で過ごす人が多くなるかもしれない」と伝えた。
からの記事と詳細 ( 今年もマスクでXマス? インフル拡大で医療切迫―ドイツ:時事ドットコム - 時事通信ニュース )
https://ift.tt/MskT3Rb
No comments:
Post a Comment