米電気自動車（ＥＶ）メーカーの テスラに対し再び強まっている株式市場の関心は、イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が最新の「マスタープラン（基本計画）」を公表する３月１日に試される。
大きな話題となっているこの イベントを前に期待は着実に高まっている。ウォール街の複数のアナリストはテスラ株に一段と強気に転じ、投資判断が「買い」の割合はこの10年余りで最高水準にある。ただ株価はわずか２カ月で70％上昇しているだけに、さらなる上昇には、予想されるマスク氏の発言内容を超える壮大な見せ場が必要かもしれない。
バークレイズのアナリスト、ダン・レビー氏は２月27日付リポートで、「年初来のテスラ株上昇を踏まえると、投資家デーへの期待値は上がってきていると考えられ、このイベントが『ニュースで売る』反応につながる可能性もある」と指摘。ただ投資家デーは「テスラに関する今後の長期機会を強める」と見込む。同氏の投資判断は「買い」相当。
マスク氏にとって2006年と 16年に続いて３回目となるマスタープラン発表時には、バッテリー技術の最新情報や具体的な生産能力が明らかにされるほか、最も重要なものとして低価格車の発表があるとアナリストは予想。２月にマスク氏は、３月１日のイベントが「地球にとって完全に持続可能なエネルギーの未来への道」に関するものになると ツイートしている。
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原題： Tesla’s 70% Rally Faces Key Test With Musk’s Latest Master Plan（抜粋）
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