ああ言えばこう言う式の反論ばかり
思えば本当に何が何だかわからない謎ルールが多過ぎた。多過ぎるので、2021年のMLBの試合の観客がマスクをしていなかったことと、2022年FIFAワールドカップカタール大会で日本人以外はほぼマスクをしていなかったことに絞って触れたい。
なお、日本人の観客も海外では、マスクをしていない者が圧倒的多数だった。この矛盾点を、感染対策信者はどう解説するか。頭がおかしくなる解説だが、その当時の意見を総合してみたい。
まずは前提となる権威による発言を。2021年7月、MLBエンゼルスの大谷翔平が松井秀喜氏を抜く日本人最高となる32号本塁打を打った。そこで『モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した玉川徹氏は観客がマスクをしていないことについてこう言った。
「これがワクチン接種が進んだ国と、ワクチン接種が進まなくて観客をオリンピックに入れないって言っている国の違いだなって実感させられました」
2022年に入ると、日本は世界でもぶっちぎりのブースター接種率を達成し、現在は7回目の準備も整っている。玉川氏の言に従えば、プロ野球の試合では2022年シーズンには観客はマスクを外しても良かったのでは。だが、プロ野球の試合では2023年5月8日まで観客のマスク着用ルールが続いた。
これについては玉川氏ではないが、以下のような反論がポピュラーになった。ここからは会話形式で書く。
非信者:「日本は人口あたりワクチン接種回数が世界一なのに、なぜまだマスクをしているのですか?」
信者:「アメリカはこれまでに日本より圧倒的多くの人が感染したから免疫がついているのです」
非信者:「日本もそれくらい感染すればいいってことですか?」
信者:「感染対策は重要ですし、次の株が出た時に新たな株対応ワクチンが必要なのです。アメリカは人の命を大切にしていないのです。だから被害が日本より多いのです。日本のやり方が正しいのです」
(※人口あたり死者数では2022年、日本はアメリカを何度も上回った。ここでワクチンのブースター接種に疑問を抱くことは許されないし、日本人が元々持っていたのでは、という交差免疫に対する仮説も言及できない)
非信者:「玉川氏の発言はどう見ますか? 2回打てばマスクが外せる、と解釈ができますが」
信者:「当時のデルタ株とその後のオミクロン株は別です」
非信者:「じゃあ、アメリカ人もブースター接種をしなくてはいけないし、オミクロン株対応も打たなくてはいけないですよね。そうしたら世界中で永遠にマスク社会は終わらないし、ワクチンもずっと打ち続けるのですか? ただ、実際世界では終わってますよね」
信者:「そのお陰でインフルエンザも発生が抑えられたのですし、これからも両方続ける必要があります」
非信者:「まったくリスクを許容しないということですか? しかもマスクもワクチンも効いてないのでは?」
信者:「あなたは話が通じませんね。ブロックします」
本当にこの手の「ああ言えばこう言う」式の反論ばかりで、ほとんど会話にならなかった。
感染対策の終了宣言なんてものは「政府がどう腹を括るか」でしかない。しかし、日本では、異常にコロナを恐れる大票田である高齢者と医師会(自民党)や医療関連労組(野党)からの支持を失うことを恐れた政治家が腹を括れなかったのだ。
そもそも2021年秋、各種施設や公共交通機関に「ワクチン2回接種してもマスクの着用をお願いします」と貼り紙やアナウンスでお願い(強制)されたことでもうすでに玉川氏の発言の根拠はぶっ壊れているのだ。
その後、しきりと語られたマスクとブースター接種の正当性についても、専門家が苦し紛れに言ったことが「定説」に昇華し、「教義」として確固たるものになった。しかし、実際には、ワクチン接種後、日本では陽性者も死者も激増したのである。
からの記事と詳細 ( 「コロナ5類移行」で目を覚ました日本人はマスクを捨てた…3年4ヵ月、全国民を洗脳し続けた「専門家」とはいったい ... - 現代ビジネス )
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