新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大した時期には多くの縫製企業がマスクの生産に注力していたが、新型コロナの収束を受け、各社は相次いでマスク生産用の機械設備を売却し、生産を停止している。
制服の生産を手掛けるドニー縫製(Dony)は2020年4月からマスクの生産を開始し、同年だけで2000万枚を生産した。製品は国内だけでなく、米国やフランス、中東などにも輸出した。
しかし、2021年に入ってからは需要が急減し、工場の稼働率は10%にまで低下した。同社はマスク生産を終了し、コア事業の制服生産に戻ったものの、ストックが多く、大幅に割引して2023年になってようやく在庫が完売した。
同じく新型コロナ感染拡大の時期にマスク生産を始めた別の縫製企業も、2021年中旬以降、150万枚のマスクの在庫を抱えた。1箱2万5000~4万VND(約152~242円)に値下げしたが、売れ行きが悪く赤字が続いた。同社は2022年末にマスク生産を停止し、従来の製品の生産に戻った。
多くの企業は、マスク生産用の機械設備を売りに出している。ホーチミン市ビンチャイン郡にある某企業は、1分間に80~90枚生産できるマスク生産設備を売りに出している。希望売却価格は1台6億5000万VND(約394万円)だという。
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