LINEに開設しているアカウント「あなたのまちの特報班」の登録者が対象。岡山県内外の10代~70代以上の699人から回答を得た。
普段の着用について「時と場合によって」との回答が49・5%。一方で必ず着ける人が25・8%、全く着けない人が17・0%に上った。年代別では70代以上で必ず着ける人が3割以上を占めるなど、年代が上がるにつれ着用する割合が増える傾向がみられた。
マスクが感染拡大を防ぐ効果は「大いにある」が39・9%、「ある程度」が44・2%と大半が肯定的に評価。場面、状況によって着用判断を迷うことがあるかについては「全くない」「あまりない」が合わせて82・0%に上り、多くの人が自らの判断基準を持って行動しているようだ。
着用する場所(複数回答)は「医療機関や高齢者施設」が79・4%と最多。以下、「スーパーやコンビニ」60・7%、「電車やバス」56・5%、「学校や職場(屋内)」50・1%、「飲食店」48・6%、「屋外」26・0%―と続いた。どの場所でも「着用しない」は14・0%だった。
同じ場所での5類移行前の着用状況を尋ねると、移行後よりおおむね十数ポイント高かった。特に「屋外」での変化が大きく、以前は2倍近い50・5%が着用していたと回答。当時から着けていない人も11・7%いた。
着用に関する理由(自由記述)について、着ける人は「高齢者と同居のため」(岡山市、女性)「妊娠中」(奈義町、女性)などと答えた。「世の中の感染対策が甘くなり、むしろ危険が増した」(倉敷市、女性)「マスクせずにせき込む人を見るとイライラする」(同)との意見も寄せられた。
着けない人は「コミュニケーションに支障をきたすから」(岡山市、男性)「感染予防のエビデンスはなく、元気な人が着けても意味がない」(同)などと回答。特に「息苦しいから」(同)とする人が目立った一方、他人に感染させないよう体調が悪ければ着けるとの意見も多かった。
マスクに対する考え方はまさに人それぞれ。互いの判断を尊重し合える社会づくりを心がけたい。
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