レーザーテックは自社開発の高輝度極端紫外線(EUV)プラズマ光源を標準搭載したEUV露光用マスクパターン欠陥検査装置「ACTIS A300=写真」の受注を始めた。高速回転するルツボ内面の溶融スズ(Sn)にレーザーを照射してEUV発光させる独自のレーザー生成プラズマ(LPP)方式により、検査範囲を高輝度で照らし出す。従来機種に比べ検出性能を高め、次世代半導体の微細化プロセスと高開口数(NA)EUV露光に対応する。価格は個別見積もり。
EUV露光は回路線幅7ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の微細プロセスに対応する半導体加工技術。ACTISシリーズはパターン付きマスクの検査を露光光源と同じEUVで行う装置。A300は従来型のEUV露光に加え、X・Y方向で投影倍率が異なるアナモルフィック光学系を採用した高NAのEUV露光用マスク検査に対応できる。
13日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる半導体製造技術の展示会「SEMICON JAPAN 2023」にACTIS A300を出展する。
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