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Thursday, February 8, 2024

イーロン・マスク氏の脳埋め込みデバイスを1年以内に検討したい米国人は「2%」 - Business Insider Japan

kuebacang.blogspot.com

もしこの技術が臨床試験をクリアして製造販売に至った場合、脳への小型デバイス埋め込みを検討するかとの設問について、「間違いなく検討する」「おそらく検討する」と前向きな姿勢を示した回答者は合計8%にとどまった。

一方、「おそらく検討しない」「間違いなく検討しない」は合計82%にも達し、残り10%は「どちらとも言えない」だった。

今回始まった臨床試験の被験者になることを前提とすると、興味関心はもっと狭まり、「今後1年以内に」小型デバイスの埋め込みを「間違いなく検討する」人はわずかに2%で、誤差の範囲にとどまった。「おそらく検討する」を含めても全体の5%だった。

ジェンダー別で見ると、臨床試験をクリアして販売に至った場合、つまりいずれ検討したいと回答したのは男性が13%、女性が4%と、男性が3倍以上多かった。

また同じくいずれ検討したいと回答した人の内訳を支持政党別で見ると、民主党支持が10%、共和党支持は5%で、民主党支持者が倍上回った。

ファンタジー愛読者がまずは被験者候補?

強靭な精神力を獲得するために、精神を変容させたり治療したり、時には誰かと交換したりといったアイデアは、ファンタジーやSF作品で手を替え品を替え繰り返されてきた。

もちろん、それは人間の認知能力の根幹(である精神)を自らの力で変更できるものと考え、手を加える人間のおこがましさ、傲慢さを戒める訓話であることがほとんどだ。

とは言え、『デューン』シリーズ最新作に登場するメンタッツ(論理、計算、認知能力などを劇的に向上させる訓練を受けた人間)から、知的障害を持つ青年が知能指数を向上させる臨床試験の被験者となる『アルジャーノンに花束を』まで、フィクションの世界に限っては(悲劇を含みつつ)一定の実績がある。

そうしたテキストに親しんできた回答者は、小型デバイスの埋め込みに関してもより前向きに検討する姿勢が、ユーガブの調査では確認された。

上述のように、広く利用されるようになった後でデバイス埋め込みを検討したいと回答したのは全体の8%にとどまったが、例えばSF小説『エンダーのゲーム』を読んだことのある回答者に限定すると、19%まで増えた。

実際、もしニューラリンクに興味関心を持つ層というのがあるのだとすれば、それは基本的にはフランク・ハーバートのSF小説『デューン』を読んだことのある層と重なるだろう。

ユーガブの調査では、『デューン』を読んだことのある回答者の19%が、臨床試験を経て販売に至った後で埋め込みを検討するとしており、しかも今後1年以内に検討すると回答した人は11%にも上る

なお、『アルジャーノンに花束を』を読んだことのある回答者のうち、13%がいずれ埋め込みを検討すると回答しており、つまりは同作品の主人公である知的障害を抱える青年の悲劇を知ってなお、彼と同じように臨床試験の被験者となることに興味関心を抱いているということになる。

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