イーロン・マスク氏によるソーシャルメディア、Ｘ（旧ツイッター）の非公開化を支えた約125億ドル（約１兆8800億円）の債務パッケージの借り換えについて、 モルガン・スタンレー率いる銀行団が同氏らと会合を持ったことが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。
今年早い段階で頓挫した話し合いでは、一部の銀行とマスク氏のチームが、債務パッケージ強化に向けた選択肢を検討した。部外秘の協議を理由に関係者が匿名で語った。関係者の１人によると、債務コストを削減し銀行の債務保有リスクを下げる選択肢が話し合われた。
７行で構成する銀行団は2022年以降、こうした債務の保有で身動きできずにいる。関係者によれば、Ｘが安定した広告収入やサブスクリプションの伸びなどによって財務基盤がより強固になった時点で売却を取りまとめることを目標に、銀行団は保有債務を個別に売却しない契約を何度も更新してきた。
マスク氏、28日までにツイッター買収完了と銀行団に明言－関係者 (1)
Ｘとモルガン・スタンレーの担当者はコメントを控えた。
原題： Banks Stuck With X Debt Held Refinancing Talks With Elon Musk（抜粋）
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