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Sunday, April 26, 2020

福島から恩返しのマスク2600枚 支援続ける京都の鍼灸院に「手差し伸べる関係続けたい」 - 京都新聞

贈られたマスクを抱える小嶋代表(中央)と職員=宇治市伊勢田町・のぞみ鍼灸整骨院

贈られたマスクを抱える小嶋代表(中央)と職員=宇治市伊勢田町・のぞみ鍼灸整骨院

 京都府宇治市伊勢田町の「のぞみ鍼灸(しんきゅう)整骨院」にこのほど、福島市で東日本大震災の復興支援に取り組むNPO法人「チームふくしま」から不織布のマスク約2600枚が贈られた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マスクが不足する中で届けられ、小嶋道範代表(45)は「施術に欠かせないので困っていた。思わぬ恩返しに救われた」と喜ぶ。

 同NPOは震災後すぐに、福島で栽培されたヒマワリの種を全国各地で育てた後、集めた種を再び福島に送り、バスの燃料用油などに使用する「福島ひまわり里親プロジェクト」を始め、活動を続けている。
 同院は震災直後、被災したNPO代表理事の半田真仁さん(42)を一時的に受け入れたのをきっかけに、同プロジェクトを立ち上げから支えた。現在でもヒマワリを育て、近畿地方で育てられた種を集約するなど、積極的に関わる。
 鍼灸整骨院の患者には新型コロナに感染した場合、重症化のリスクが高いとされる高齢者が多いため、マッサージ師らが使うマスクは欠かせない。一方、マスクの入手は困難で、2月下旬以降、消毒して再利用していた。
 4月上旬、半田さんから「大量のマスクが手に入りそう。急いで送ります」と電話があった。小嶋さんは「マスクが今後、手に入らなければ、感染防止の観点から、院を続けることは難しかった。予想外の贈り物で、本当にありがたかった」と振り返る。
 半田さんは「ヒマワリを通じた長年の支援は簡単なことではなく、ここで恩返しさせてもらいたいと考えた。全国の関係者に発送しているが、小嶋さんはより必要だろうと思い、急いで大量に送った」と語る。
 同院には14日、段ボールいっぱいのマスクが届いた。同院で使用する分を確保した上で、「たくさんもらったので、困っている方々に分けよう」と、宇治市内外の高齢者施設など約50カ所に配った。
 小嶋さんは「9年前、福島の方々もこんな気持ちだったのかな。お互いが困っている時に、見返りを求めず、手を差し伸べる関係を続けていきたい」と感慨深く話した。

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