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Monday, May 4, 2020

新型コロナ>「手作りマスクありがとう」:千葉(TOKYO Web) - 東京新聞

◆柏の国藤さん児相に贈る 子どもと職員用

手縫いマスクを渡辺所長(左)に渡す国藤さん=柏市で

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 子どもの日を前に、柏市内の主婦国藤光子さん(72)が四日、県柏児童相談所(柏市根戸)に、手縫いした布マスク七十枚をプレゼントした。新型コロナウイルスの感染予防に役立ててもらおうとの心遣いだ。

 現地を訪れ、渡辺直所長(55)に手渡した。マスクは子ども用の小型サイズが五十枚で、職員ら大人向けの大型サイズが二十枚。小型サイズは耳掛けするゴムひもの長さを個別調整できるようにした。

 プレゼントの理由を、国藤さんは「皆が困難な生活を強いられている中でも、相談所に一時保護されている子どもたちなど、特につらい立場の人たちのため、自分のできることがしたかった」と明かす。

 もともと、裁縫が得意で、一週間がかりでマスクを縫い上げた。「週三日ある清掃の仕事も休みで、空いた時間を活用し、自分も楽しめた」と国藤さん。

 同相談所の一時保護施設の定員は二十五人だが、現在は約四十人の子どもが生活。渡辺所長は「まとまったマスクが手に入りにくい上に、今のような時期でも、必要があれば、子どもを受け入れるので、とてもありがたい」と喜び、国藤さんは「微力ですが、世の中の役に立ててうれしい」と笑顔で応じた。(堀場達)

◆東京の小学生 館山の保育園などに

松崎さんから贈られた手作りマスクと、感謝の横断幕を示す子どもたち=館山市の船形こども園で

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 新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、東京都内の小学三年生松崎瑞穂さん(8つ)が手作りマスク百九十二枚を館山市に寄贈した。その一部が市内のこども園・保育園に配布され、船形こども園(同市船形)で四月三十日、松崎さんに感謝する行事が開かれ、子どもたちが元気いっぱいに「みずほちゃん マスクをありがとう」と横断幕を掲げた。

 市によると、松崎さんはテレビ報道でマスク不足を知って母親からミシンの使い方を教わり、完成したマスク約百八十枚を曽祖母が入所する市内の介護施設に寄贈した。その後、市内に住む祖母のためにも作ってあげたいと奮起し、百九十二枚を完成。四月下旬、母親の知人の地元市議を通じ、市に届けた。「楽しくつけてもらえたらうれしいです」と書いたメッセージも同封した。

 松崎さんのマスクは多彩なデザインが特徴。着けてみた子どもたちは「柔らかい」「出かける時に着けていきたい」とうれしそうな様子だった。(山田雄一郎)

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