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Thursday, October 15, 2020

感染再拡大が重荷 ファストリ注目(先読み株式相場) - 日本経済新聞

kuebacang.blogspot.com

16日の東京株式市場で日経平均株価は小動きで推移しそうだ。欧州で新型コロナウイルスの感染者数が再び急増しており、投資家心理の重荷になるだろう。一方、米国の追加経済対策への期待が下値を支える。国内企業の4~9月期決算の発表が本格化するのを前に、積極的に動きにくい。市場からは日経平均が前日終値(2万3507円)を挟んだ値動きになるとの指摘があった。

15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比19ドル(0.06%)安の2万8494ドルで終えた。新型コロナの感染拡大を受けフランスと英国が夜間の外出制限や会合禁止などの規制強化を打ち出し、15日の欧州株は大幅に下落。米株式相場も一時は大きく下げた。ただ、米追加経済対策を巡りトランプ大統領が提案額を引き上げたと伝わり、与野党合意への期待から米株式相場は下げ渋った。

市場からは「東京時間に新型コロナ関連でネガティブなニュースが出れば、世界経済の回復が遅れるとの懸念が一段と強まりそうだ」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月物は前日の清算値と変わらずの2万3500円だった。

個別ではファーストリテイリングの動きに関心が集まりそうだ。15日、2021年8月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比83%増の1650億円となり、2年ぶりに過去最高を更新する見通しと発表した。中国本土を含むグレーターチャイナがけん引し、海外ユニクロ事業が伸びる見込み。日経平均株価への寄与度が大きいため、動向が注目だ。

きょうは、電気を小売りしている新電力会社のアースインフィニティが東証ジャスダック市場に上場する。海外では9月の米小売売上高、9月の米鉱工業生産・設備稼働率、10月の米消費者態度指数などが発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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