債券市場では中長期債中心に上昇。流動性供給入札の結果が強かったことや、米国の長期金利が時間外取引で低下したことが支援材料になった。超長期債は来週の20年債入札を控えて売りが優勢となり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。
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市場関係者の見方
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
- 流動性供給入札が強い結果だったことを好感し中長期債が買われた
- 米経済対策の公表を受けて米長期金利が上昇するとの懸念が杞憂(きゆう)に終わり支援材料に
- 超長期債は19日の20年債入札が視野に入り事前の調整売りが出た
みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト
- バイデン米次期大統領が提示した1.9兆ドルの経済対策が本当に実現するか不確定
- 米長期金利が時間外取引で低下したことが支援材料に
- 来週の日銀決定会合で3月の政策点検の方向性が示され、副作用対策として超長期債オペ減額観測が高まる可能性もあり、20年債入札はある程度警戒感を持って臨みたい
流動性供給入札
- 対象は残存期間5年超15.5年以下、発行額は5000億円程度
- 応札倍率は4.60倍と同年限を対象にした前回入札の3.93倍から上昇し、需要の強さが示された
- 備考:日本債券:流動性供給の過去の入札結果(表)
背景
新発国債利回り(午後3時時点)
2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
-0.130% | -0.110% | 0.025% | 0.410% | 0.645% | 0.685% | |
前日比 | -0.5bp | -0.5bp | -0.5bp | 横ばい | +0.5bp | +0.5bp |
からの記事と詳細 ( 中長期債が上昇、流動性供給入札結果を好感-米長期金利低下も下支え - ブルームバーグ )
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