全国マスク工業会の調査によると、2020年度のマスクの予測流通量はなんと100億枚以上！今や9割の人が「かぜやウイルス、花粉症などの予防目的でマスクをしている」と回答している（2020年7月17日～20日、プラネットによる調査企画をもとに、ネオマーケティングにて「マスク」に関する意識調査を実施）。新型ウイルスが蔓延した昨年春頃には、店頭から一切のマスクが消えたこともあった。その後ユニクロを始めとしたアパレルなどがマスク市場に参入したことで、デザイン性やファッション性も兼ねたマスクが続々誕生。現在はマスクの供給も落ち着き、個人の好みに合わせたマスクが手に入りやすくなった。そんな中、新たな潮流として次々に登場しているのが、まさにガジェットと化した驚きの高機能マスクたちだ。息苦しいのはイヤ、でもウイルスや花粉は完全ブロックしたい……。そんな相反する悩みを解決すべく開発されたのが、2つの電動モーターを内蔵し4段階の空気調節ができるQurraの電動マスク『KOOLMASK 3R-DMK01』。見た目もまさにザ・ガジェット！ また、マスクをしながら話すと声がこもって聞きにくい……という悩みに応えるのが、ワイヤレスイヤホンとマイクが内蔵された『MaskFone』。声をマイクで聞きやすくするだけでなく、音楽再生までできるというから驚きだ。もはやマスクという概念を超えている。さらにすごいのは、マスクガード越しに話すと8か国語の双方向翻訳や議事録も自動で作成できるという、ビジネスシーンで重宝する『C-Face』。2021年はさらに進化したマスクの誕生が期待できそうだ。
2つの電動モーター搭載で驚くほど息苦しさを軽減！
Qurra『電動マスク KOOLMASK 3R-DMK01』1万9900円（税込み）
高性能フィルターで花粉やウイルスをほぼすべてブロックしつつ、息苦しさも解消した電動マスク。2つの電動モーター内蔵で4段階の空気調節ができ息苦しさを大幅に軽減するとともに、熱がこもる心配も解消。本体サイズ約117.5×100×126mm、重量約215g。
本体は接触部分がシリコンに。日本のテスト期間でPEF、BFE、VFE試験で99％以上の高性能フィルターを採用。花粉、0.1μmの微粒子、バクテリア・ウイルス飛沫を99％以上の精度でブロック。
最大12時間の音楽再生も！ハイテクすぎるクールなマスク
MaskFone『MaskFone』約5300円
ワイヤレスイヤホンとマスク、音量調節などを行なうコントローラーが一体化したギア系マスク。最大12時間の音楽再生が楽しめる。交換可能なN95/FFP2規格フィルターで（別売り）外からの微粒子を防ぐ。S/MとM/Lの2サイズ展開。
双方向翻訳も音楽再生も！ハイテクすぎるクールなマスク
ドーナッツ ロボティクス『C-Face』参考価格3980円
家庭用の見守りロボット『シナモン』を手がけるロボットベンチャー企業「ドーナッツ ロボティクス」が開発。抗菌素材のマスクガードで、市販のマスクの上に装着して使用。本体重量は約130g。8か国語の双方向翻訳や議事録自動作成機能、オンラインミーティングなど月額制専用アプリも開発予定。話し言葉を相手のスマホに声を文字で届けることも可能。将来の2号機は画像系へ発展（AR・VRなど）していくというから楽しみだ。
取材・文／編集部
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