新型コロナの感染拡大により、屋内でも屋外でもマスク着用が一般化した。パンデミックが始まった1年以上前には日本中で「マスク不足」が社会問題化したが、現在は不織布製・布製ともにじゅうぶんな量が供給されているようだ。そうした中、子育て中の世代では、子供に着けさせるマスクをどうするか、悩んでいる人もいるようだ。30代主婦に、フリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。
* * * ひと口にマスクといっても種類が色々とある。その中でも話題に上がるのは、どのタイプのマスクが感染対策に適しているかだ。内閣官房「新型コロナウイル感染症対策」ホームページ記載の東京大学医科学研究所の実験データによると、話し手と聞き手の両方がマスクを着用し50cm離れて会話した場合、布マスク同士では飛沫の吸い込みを70%抑えられるが、不織布マスク同士では75%抑えられることがわかったという。
都内在住の専業主婦、神田真紀子さん(仮名・34歳)は、子供用マスクがきっかけで、夫婦仲が悪くなってしまったと話してくれた。現在、夫と4歳の息子の3人で暮らしている。
「ワイドショーで、布マスクより不織布マスクのほうが飛沫防止効果がより高いことが紹介されていました。夫と私は不織布マスクを日常的に使っていましたが、子供は布マスク。これをきっかけに、子供にも不織布マスクを使わせようと思ったんです」
普段から感染対策を意識して生活しているという神田さん。早速ネット通販をチェックし、子供用不織布マスクを購入したそうだ。
「好みにうるさくなってきた息子にも受け入れられそうな、オシャレなデザインの不織布マスクがたくさん販売されていました。価格は1枚50円弱と、私たちが使っているものよりも少し割高。でもこれで少しでも感染対策に繋がるならと思い、購入したんです」
神田さんの狙い通り、息子は大喜び。毎日嫌がらずに着用してくれるものの、マスクを汚してしまう頻度が高いそうで、1日の使用枚数が5枚を超えてしまうことで頭を悩ませていた。
からの記事と詳細 ( 「子供用不織布マスクを1日に5枚も…」30代主婦が頭を悩ませる家計への負担(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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