JR北海道札沼線のあいの里公園(札幌市北区)-太美駅間に12日、新駅「ロイズタウン駅」が開業しました。北海道内での在来線の新駅は20年ぶりのことです。地元の当別町などが開業を記念して、記念ツアーを主催。ラベンダーをイメージした紫色の特急車両を活用した「ラベンダー編成」(5両)が運行されました。駅周辺は、開業を祝う町民や鉄道ファンでにぎわいました。
■北海道2カ所目
ロイズタウン駅は、当別町と、町内に製造拠点を置く菓子製造販売ロイズコンフェクト(札幌)がJRに設置を求めた「請願駅」です。約300メートル北側にロイズふと美工場があります。駅舎やホームの建設費はロイズが負担しました。町は駅前広場の整備も進めています。北海道の在来線の新駅開業は、2002年の函館線流山温泉駅(渡島管内七飯町)以来です。企業名を冠する駅名は、道内では千歳線サッポロビール庭園駅(恵庭市)に続き2カ所目だそうです。ロイズタウン駅の北側の「太美」、「当別」の両駅は12日、それぞれ「石狩太美」「石狩当別」だった駅名から変更されました。これまで、駅が石狩市内に立地していると勘違いされることがあったため、当別町が変更するよう求めていたためです。
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