マスクをして話した言葉を翻訳して伝えられる「翻訳マスク」を開発したベンチャー企業が、日本に避難したウクライナの人々を支援するため、5月17日に在日ウクライナ大使館を訪れて製品120個を寄付する。ロシアによる侵攻の長期化で大勢のウクライナ国民が国外避難を余儀なくされており、避難先で会話ができないなどの課題を抱えている。
寄贈されるのは、翻訳マスク「C-Face」。ドーナッツロボティクス(東京都港区)が感染症対策用品として2020年に開発した。マスクをした人から最大10m離れた人のスマートフォンの画面に、話した内容を文字で表示する。日本語やウクライナ語、英語など約100カ国の言語間で翻訳が可能だ。
また同社は、新製品として2022年1月、オンライン会議の議事録の自動作成を支援する多機能イヤフォンを発表した。この製品のモデルにウクライナ人女性を起用していることがきっかけとなり、翻訳マスクの寄付を決めた。
17日には小野泰助社長が東京・西麻布の在日ウクライナ大使館に訪れ、大使館職員にマスクを手渡す。同社の担当者は「日本へ避難したウクライナの人たちに少しでも手助けとなれれば」と話している。
出入国在留管理庁によると、11日時点で892人のウクライナ避難民が日本に入国している。
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