東京株式相場は反落。金融政策の決定を前に買い控えムードが広がっている。日本銀行は昼ごろに金融政策決定会合の結果を発表することが多い。医薬品や電気・ガス株が安く、鉄鋼株の下げが目立つ。半面、米ハイテク株高を受けて、精密機器や情報・通信、サービス株は値上がりしている。
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市場関係者の見方
JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト
- 先週末から米国発のリスクオンで買いが先行してきたもののムードが後退。短期的な過熱感を警戒した売りが出ているようだ
- 日欧の金融政策決定を前に投資家が様子見姿勢を強めている面もある
- 日銀については従来の方針を変えないことは織り込まれているが、仮にサプライズがあった場合は大きく市場が動きかねないので結果を待ちたい心理もあるのだろう
東洋証券の大塚竜太ストラテジスト
- 日経平均が2万7000円を上回る価格帯では累積売買代金が多く、売り圧力は強い。きょうの日本株はマイナス圏で推移するのではないか。きのう売りの少ない中で買い戻し中心に上げ過ぎた反動が出ている
- 企業決算では外国為替の円安効果はあるものの、コスト上昇を価格転嫁できていないことを投資家は気にしている
- 決算を前日発表した日本電産は通例の業績上方修正がなく、利益確定売りのきっかけとなった。この反応を受け、国内投資家は様子見ムードを強めそうだ。株価が直近上昇していたこともあり、投資家は決算内容に満足していないようだ。
東証33業種
上昇率上位 | 鉱業、パルプ・紙、水産・農林、金属製品 |
下落率上位 | 鉄鋼、医薬品、証券・商品先物、ゴム製品 |
背景
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