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Wednesday, October 26, 2022

ピーチ機内でマスク拒否、緊急着陸させた元大学職員に懲役4年求刑…弁護側は無罪主張 - 読売新聞オンライン

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 航空機内でマスク着用を拒否して客室乗務員とトラブルとなり、緊急着陸させたなどとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた元大学職員の男性被告(36)の公判が26日、大阪地裁であり、検察側は論告で懲役4年を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は12月14日。

 起訴状によると、被告は2020年9月、釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーション機で、客室乗務員らを大声で威圧し、同機を新潟空港に緊急着陸させてピーチ社の業務を妨害。乗務員の腕をつかみ、約2週間のけがを負わせたなどとしている。

 検察側は論告で、被告が機内で大声を出し、客室乗務員に攻撃的な態度を示したと指摘。「マスクの不着用に名を借り、我欲を押し通した極めて悪質な事案だ」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、被告は機内で穏やかに質問を続けており、業務妨害はなかったと反論。「マスクを着用できない少数者への偏見や排除は許されない」とした。

 被告は最終意見陳述で約30分間発言。ぜんそくの持病があり、マスクの着用が困難だと説明し、マスクを付けるかどうかは個人の自己決定に委ねられるべきだと訴え、「社会の同調圧力が個人の権利を制限している」と主張した。

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