一方、マスクを着用することを基本として卒業式を行った学校もありました。
宮崎市の私立高校宮崎日大高校では、1日は、卒業式をマスク着用を基本として行い、卒業生400人余りとその保護者が出席しました。
生徒は入場の時からマスクをつけ、卒業生代表の答辞では生徒会長だった田中万葉さんが、マスクを外しアクリル板越しに距離をとって、「どこに行っても『制限』という2文字がつきまとい、息苦しさを感じていました。しかし、長く感じていた日々も今となっては一瞬でした。今後、どんなに大きな壁にぶつかってもあきらめず乗り越えていきたい」と時折、涙ぐみながら述べました。
式の最後の校歌斉唱でも吹奏楽部の演奏だけにとどまり、感染対策のため卒業生たちが高校生活で最後となる校歌を歌うことはありませんでした。
女子生徒は「最後の卒業式くらいはマスクを外して出たかったなという気持ちは大きいです。クラスメイトや保護者、先生の表情が見えないのは残念でした。もし、つけなくていいなら、クラスメイトとか親に自分の表情を見てもらえるので外したと思います」と話していました。
卒業式のマスク着用について私立高校では国の方針を踏まえて各学校が判断していて、この学校では県外から卒業式に出席する生徒が40人ほどいることや、大学の入試試験を控える生徒もいることなどから、去年までと同様にマスクの着用を基本としたということです。
この判断の経緯について、間野寛樹校長は「国の方針はやや曖昧で、最後は各学校に判断を委ねるということだったのでとまどった。本音はマスクなしで卒業式をしたかったが、新型コロナの感染予防だけでなく、インフルエンザも流行しているので、感染防止対策を優先した苦渋の決断だった」と話していました。
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