なんだおまえやる気か？って絡んだら、やる羽目に。
盛大に崩れゆくTwitterを尻目に、競合SNS｢Threads（スレッズ）｣を送り込んできたMeta。
6月8日の全社ミーティングでマーク・ザッカーバーグCEOがその姿を初公開すると、Twitterオーナーのイーロン・マスクが｢ケージマッチで決着つけるか？（笑）｣とツイート。
からかい半分だったのですが、マークが｢Send Me Location（場所を知らせてよ）｣とふたつ返事で受けて立たれてしまい、巷はどっちが勝つかの予想で持ちきりです。
会場はオクタゴンかコロッセオ
イーロンが翌日発した返信によると、気になる会場は｢ベガスのオクタゴン｣とのことです。
オクタゴンといえば、世界最大の格闘技団体UFCがファイトナイトで利用している正八角形の金網リング。
UFCのダナ・ホワイト代表が色をなして両サイドに戦意を確認したところ、｢2人とも死ぬほど本気だった｣そうですよ？
ニュースを聞きつけて、イタリアからも非公式に｢（グラディエーターの戦いの舞台だった古代ローマ遺跡の）コロッセオでぜひ｣と願ってもないオファーが舞い込むなど、世紀のビリオネア対決、盛り上がりを見せています。
確執のタイムライン
え？そんなに仲悪かったの？と驚くかもしれませんが、ここに来るまでにはそりゃいろいろあったのです。
Wall Street Journalが主なところをまとめています。
2016年
Facebookの通信衛星をSpace Xのロケットで飛ばしてインターネットを届ける予定だったが、爆発して衛星は損壊。
｢Space Xの打ち上げ失敗で、我が社の衛星が壊れたと聞き深く失望している｣とザッカーバーグが表明。
2018年
Cambridge AnalyticaによるFacebook利用者データの収集スキャンダルを受け、マスクがSpace XとTeslaのFacebookページを削除して、脱Facebook運動を展開。
｢政治的な動きでもないし、誰かに指図されたのでもない。単にFacebookが嫌いなだけ。ゾッとするんだ｣とツイートして嫌悪を露わにした。
2022年
イーロンが｢Facebookはゾッとする｣と再度ツイートして、数週間後にTwitter買収着手。
メディアの中立性を守ることを誓い｢Facebookは民主党寄りの運動に4億ドル（約578億円）も拠出した。バイアスがないわけない｣とTVでネガキャンを展開した。
ザッカーバーグは｢事実無根。4億ドルの寄付先は、投票所の運営を支援する超党派団体TACLだった｣と反論。
2023年
MetaがTwitter対抗馬｢Threads｣をローンチ。
それに先立つ本社の全社ミーティングで、ザッカーバーグが｢健全なTwitter｣の必要性を訴えて拍手喝采を浴び、挑戦と受け取ったマスクがケージファイトを提案。
表に出てくるだけでこれだけあるんだから、裏では…？
勝ち目があるのはどっち？
イーロン・マスクは6月28日で52歳になりました。年齢差は13歳差で、39歳のザッカーバーグが有利です。
身長はイーロン（180cm）がザッカーバーグ（170cm）より10cm高く、体重はイーロン（80kg）がザッカーバーグ（70kg）より10kg重いので、UFCはこれだけ差があるとフェアな勝負にならないと難色を示しています。
ただザッカーバーグは俊足・俊敏で、最近はMMAジムに日常的に通ってますからねぇ…。
5月にはシリコンバレーのブラジリアン柔術選手権に初出場して金・銀メダルを獲得して、会場を大いに沸かせたばかりだし、4月30日にスタンフォード大学で開かれた5kmマラソンにお嬢さんと出場したときには、なんと885人中11位、35～39歳部門第4位に輝いてもいます。
タイムは19分34秒。普通に速い。てか異様に速くて、なんかすごく目立ってたみたい。
イーロン側にも、カナダの国民的英雄で格闘家のジョルジュ・サン・ピエール（GSP）から｢コーチやります！｣とうれしい申し出が入ってて、もう後には引けないところまで来てしまってます。
ご両親は猛反対していますが、実現する…んでしょうか？
Source: YouTube / Wall Street Journal,The Information, Runner's World, Race Roster
からの記事と詳細 ( なぜそうなる？ ザッカーバーグとマスクがケージでガチファイト - GIZMODO JAPAN )
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