キヤノンマーケティングジャパンは2月13日、装着した人が発した声の音量を下げるウェアラブルデバイス「Privacy Talk(プライバシートーク)」(型番:MD-100-GY)を発表した。4月下旬からオープン価格で販売する予定で、直販サイトの販売価格は2万3650円。
PCやスマートフォンとBluetoothで接続し、ヘッドセットとして利用できるマスクのようなデバイス。内部に音響メタマテリアル技術を採用した迷路のような構造を設け、音声が通過することで人の声の音域(1000〜4000Hz)を20dBほど減衰させる。
同社によると「1m程度以上離れた場所にいる人に、話した内容を聞き取られづらくする」という。また周囲の雑音がマイクに入りにくくなる効果もある。
内側には口元が蒸れないよう換気用ファンを搭載。ファンの駆動音を拾って打ち消す処理を行う専用マイクも備え、通話相手にクリアな音声を届けられるとしている。
内蔵バッテリーは475mAhで、連続使用時間は約3時間(Bluetooth接続、ファンON)。またUSB Type-Cケーブルを使い、PCなどから給電しながらも使用できる。
プライバシートークは、キヤノンMJ初の企業内起業となるichikara Lab(イチカララボ)が開発した。2023年10月には「Makuake」で応援購入プロジェクトを実施し、総額1000万円超を売り上げている。
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