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Saturday, March 21, 2020

布地で手作りマスク 半田のメーカーなど販売 - 中日新聞

◆地元製ガーゼ、セット販売 半田・オオサカヤ

オオサカヤが紹介するマスクの作り方

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人気を集めている「ガーゼマスク」=半田市のオオサカヤで

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 新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクの品薄が続く中、ベビー服メーカー「オオサカヤ」(半田市青山)が二月末から、ガーゼをたたんで作る「簡易マスク」の販売を始めた。ガーゼ二枚と輪ゴム二つをセットにして発売すると「ハンカチのようにたたむだけで手軽にマスクができる」と人気を呼んでいる。

 マスクの作り方は簡単。ガーゼ(四十五センチ四方)を半分に折り、さらに横長になるように半分に折る。そして、横幅を三等分した位置に、輪にしたゴムを左右から通し、両端を中央に向けて折ると完成。慣れれば十秒ほどでできる。

 マスクの布は、丸八織布(半田市平地町)の柔らかいガーゼ生地を使用し、数回洗うと生地が締まって口元をしっかり覆うようになる。ハンカチのように広げられるため、洗っても乾くまで数時間と早く、使い勝手が良いのも特徴だ。

 マスクのキットは数年前にガーゼの魅力を発信する一環で生産した経験があり、それを生かして再び生産に乗り出した。週に百個ほど生産しているが、取引先からは引く手あまたで、作れば作るほど売れる人気ぶりとなっているという。

 マスクの販売とともに知多木綿の反物の売れ行きも好調。反物からオリジナルのマスクを手作りする人が増えているとみられ、滝本真社長(57)は「せきエチケットの一助として、マスクを通して知多木綿に親しんでほしい」と願う。

 「ガーゼマスク」は税抜き五百円。同社が市内で直営する「Kiriri」(キリリ)をはじめ、「常滑屋」(常滑市)、「クラシティ」(半田市)などで販売する。(問)オオサカヤ=0569(26)0120

 (成田嵩憲)

◆祭りの「さらし」で子ども向けサイズ 半田の衣料品店「ひらの」で販売

さらしとはぎれで作ったマスク。サイズは4種類=半田市亀崎町で

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 半田市亀崎町の老舗衣料品店「おしゃれ用品・学生衣料 ひらの」では、平野利保さん(67)が手作りマスクを制作、販売している。祭り時に身につける「さらし」や、同店で眠っていたはぎれが材料。一週間で仕上げた四サイズ、計百枚が店頭に並んでいる。

 マスク不足を受け、孫(3つ)のために手作りしてみたのがきっかけ。近所の人から「私もほしい」と声が上がったのを機に、商品として売ることを決めた。

 材料は、店にあった子ども用給食ナプキンのはぎれ。さらにはぎれに重ねるガーゼの代わりに、同店が開発、販売してきた巻かずにはくタイプのさらし「穿(は)くんです」を用いた。「繰り返し使うことを考えて実際に洗ってみたら、ガーゼはくたびれたのに比べ、さらしにはコシが残った」から。職業ミシンを使って一人で仕上げた。

 サイズは幼児向けのSSから紳士向けのLまで四種類で、価格は二百五十〜四百円。中でも子供向けサイズが多めで、「マスクの配布や寄付も、大人のもの向けばかり。子どもの分もないと」と平野さん。花柄や動物柄など、明るくかわいらしいデザインが目立つ。

 平野さんは笑いながら「この時期は例年、祭り装束の制作に大忙し。でも今年は自粛、自粛で暇なんだ。だから作ることができた」。手元の材料をもとに、あと三百枚は作りたい、と意気込んでいる。(問)ひらの=0569(28)0337

 (高田みのり)

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March 22, 2020 at 03:05AM
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