豊川市は二十四日、新型コロナウイルスの感染拡大で不足する市職員のマスクを確保しようと、友好都市の中国・無錫市新呉区にマスクの支援を求めていることを明らかにした。
竹本幸夫市長は定例記者会見で、市民らと接する機会が多い職員を中心にマスクが不足していることに言及。市は二月上旬に新呉区からの要請を受けて約四千五百枚のマスクや医療用防護服などの支援物資を現地に送っていたことから、竹本市長は「もし職員が感染すれば役所の機能が落ちてしまう。できればマスクを融通してもらえないかと要請している」と述べた。
市は今月中旬から保健センターが業務用に使う予定だった約一万枚のマスクを庁舎内の窓口担当者や保育士らに配布し始めた。だが希望する枚数の三割ほどしか配ることができていないといい、新たにマスクを確保できなければ、五月末で底をつく計算という。
市内では二十二日に初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。感染拡大を防ごうと、市はマスク不足対策として職員に布マスクやハンカチマスクの作り方を伝えているという。竹本市長は「当初は友好都市が困っており、送ることには何の疑いもなかった。見込みが甘かったと反省している」と述べた。
（川合道子）
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March 25, 2020 at 03:04AM
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マスク送った豊川市「できれば融通して…」 中国の友好都市に - 中日新聞
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