総合楽器店の島村楽器(東京・江戸川)は着用したまま管楽器や鍵盤ハーモニカを演奏できるマスクを18日に発売する。マスクに切り込みを入れ、楽器に直接口をつけられるようにした。集団演奏での新型コロナウイルス感染対策としての利用を見込む。全国の店舗とオンラインストアで販売する。
シリカゲル製品の開発・製造を手掛けるテクナード(岐阜県羽島市)と共同で開発した。「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」の製品名で販売する。学校やオーケストラからの需要を見込む。マスクの正面に切り込みを入れて開口部をつくった。
マスクの内側に布を付け、不必要なときは開口部を塞げるようにした。布をめくり上げて管楽器をくわえ、口の周りをマスクで覆った状態で息を吹き込める。開口部を塞いで通常のマスクとしても使用できる。
学校の吹奏楽部の活動や、リコーダーや鍵盤ハーモニカを演奏する音楽の授業での使用を想定する。コロナの影響で飛沫感染のリスクが意識されるなか、学校では風通しの良い場所で距離を保ちながら演奏の練習に取り組んでいるという。密集状態を避ける工夫に加えて、マスクを常に着用することでより安全に演奏できるとして売り込む。
価格は税別1680円。フルートとピッコロには対応していない。
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August 12, 2020 at 02:53PM
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島村楽器、着けたまま管楽器を演奏できるマスク - 日本経済新聞
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