[ソウル 29日 ロイター] - 韓国は29日、新型コロナウイルスの感染第3波の打撃を受けている小規模事業者などに対する9兆3000億ウォン(84億9000万ドル)の支援策を発表した。
企画財政省によると、5兆6000億ウォンを小規模事業者のほか、臨時雇いやフリーランスとして働く人、コロナ流行の長期化で打撃を受けているタクシー運転手への現金給付に充てる。
また、政府が発表した年末年始の特別規制の影響を受けるスキー場やホテルを含む中小企業向けの支援や雇用維持のために約2兆9000億ウォンを投じる。
韓国政府は、新型コロナの感染拡大を阻止するため、年末年始の期間中、全スキー場と冬季観光地を閉鎖することなどを決定している。
支援策ではこのほか、公衆衛生システムの強化に8000億ウォンを充てる方針。
企画財政省によると、現金給付は1月11日から実施する。今回の措置により、合計約580万人が支援を受ける可能性があるという。
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