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Tuesday, August 31, 2021

五輪で未使用のマスクなど廃棄 9会場で500万円相当 - 朝日新聞デジタル

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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は8月31日、五輪のみで使った9会場の医務室で余ったサージカルマスクなど、500万円相当を廃棄していたと発表した。今後は未使用や未開封のものは組織委が一時的に保管し、東京都などと無償譲渡の協議をするという。

 組織委によると、廃棄したのは1箱50枚入りのサージカルマスク660箱(発注数は5600箱)、ガウン3420枚(同5万2200枚)、消毒液380本(同5200本)。原則無観客などに伴い、医務室で使う消耗品が大量に余った。パラリンピック再利用しようとしたところ、8月29日に廃棄が発覚したという。セーリングなど一部の会場では、地元の医療機関などに譲渡して廃棄はなかったという。

 原因について、組織委の山下聡・大会運営局長は「会場を撤収する時に、未使用の消耗品を保管する場所がなかった。余ることは分かっていたのに、廃棄する事態を招いてしまい、大変申し訳ない」などと述べ、保管場所を確保したという。

 東京大会は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念を運営に採り入れている。ただ、五輪では7月3日からの1カ月間でスタッフ向けの弁当など13万食(発注量の25%)が廃棄されるなど、問題が起きている。

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