[東京 1日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸するとみられている。前日の米国市場でナスダック指数が3%超高となった底堅い流れを引き継ぎ、日経平均の値がさハイテク株にとって追い風となりそうだ。ただ、日経平均は前日までの2営業日で800円以上値を戻しており、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される展開も想定されている。
日経平均の予想レンジは2万7000円─2万7400円。
1月31日の米国株式市場は、本格化する企業決算への期待感から主要3指数が続伸、ナスダック総合は3.41%高で取引を終えた。1月は不安定な値動きが目立ったが、ナスダック総合は1月として過去最悪の下落を回避した。
現在のドル/円は115.00円付近と、前日午後の115.41円から円高/ドル安が進行している。シカゴの日経平均先物3月限(円建て)清算値は2万7310円と前日の現物終値を約300円上回っている。31日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)は5.44%高となっており、半導体関連などの日経平均の値がさハイテク株は物色の対象となりやすい。このところ売られていたグロース株中心に見直し買いが先行するとみられている。
市場では、米ナスダック、SOX指数ともに大幅高となっているため「日経平均が上がりやすい外部環境」(国内証券)となっているという。日米企業ともに好決算への期待感も強く「じわじわと値を戻すだろう」(同)との声が聞かれた。
主なスケジュールでは、国内で村田製作所、野村ホールディングス、キーエンス、ANAホールディングス、三越伊勢丹ホールディングスが企業決算を発表する。米国ではアルファベット、エクソン・モービル、GM、スターバックス、AMD、ペイパルの企業決算のほか、1月製造業PMI改定値(マークイット)、1月ISM製造業景気指数(ISM)などの経済指標の公表も控えている。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 27001.98 30795.78 26044.52
+284.64 2021年9月14日 2022年1月27日
シカゴ日経平均先物当限 27310(円建て)
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