米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、今後発表されるインフレ指標が高過ぎる場合には、3月に0.5ポイント利上げが検討され得るとの認識を示した。
ボウマン氏は21日、カリフォルニア州パームデザートで開かれた米国銀行協会の会議で講演し、「私は3月の次回会合でのフェデラルファンド(FF)金利引き上げを支持する。私の想定通りに景気が進展すれば、数カ月中にも追加利上げが適切になる」と発言。「3月会合での適切な利上げ規模を判断するために、データを注視する」と述べた。発言内容は講演原稿に基づく。
0.5ポイントもしくは0.25ポイントの利上げを支持するかと問われたボウマン氏は、3月15、16両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で「われわれが対処する1つの問題だ」とコメント。「それまでの間は、景気の行方を注視し、状況の改善ないし悪化を把握していくことが極めて重要だと思う」と述べた。「現時点での判断は時期尚早だと思う」と付け加えた。
米金融当局は40年ぶりの高インフレに直面している。今週後半には当局が重視する物価圧力の指標で1月の数字が公表される。3月10日には2月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。
ボウマン氏は「今春よりも先に目を向けた場合、年内およびそれ以降の利上げやバランスシート縮小の適切なペースに関する私の見解は景気の進展状況に左右される」と説明。「私の意図としては、インフレ抑制に向け強力な行動をとり、景気を軌道上で維持しつつ、インフレ率を当局の2%目標に戻すということになる」と話した。
さらに、1月のFOMC以降のデータを受け、「金利スタンスを正常化し、連邦準備制度のバランスシートの規模を大幅に縮小するプロセスを進める緊急性は高まる一方だ」と述べた。
原題: Fed Official Suggests Half-Point March Hike on Table If Data Hot (抜粋)
(ボウマン理事の発言を追加して更新します)
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