ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.04 07:49
3日のロイター通信によると、フィッチはロシアの信用格付けを従来の「BBB」から「B」へと6階段引き下げた。これは投資非適格(ジャンク)等級で、元利金償還の不確実性が高まったことを意味する。
これまでフィッチが一度に6階段も格下げしたのは、1997年の通貨危機で国際通貨基金(IMF)の救済金融事態を迎えた韓国が唯一だった。
フィッチは報告書で「西側の強力な経済制裁はロシアの信用に大きな影響を与え、ロシアの国家債務償還意志を弱める可能性がある」と格下げの原因を明らかにした。
ムーディーズもロシアの信用格付けを従来の「Baa3」からジャンク級の「B3」に引き下げた。企画財政部によると、今年1月基準で信用格付けが「B3」のところはモンゴル、パキスタンなど。これに先立ちスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も先月25日、ロシアの信用格付けをジャンク級(BB+)に引き下げた。
国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除で「金融孤立」を迎えたロシア金融市場は大混乱している。相次ぐ格下げで国際金融指数からも除外された。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)は9日からロシアを新興市場指数から除外することにした。
市場の衝撃を防ぐためロシア株式市場休場が続く中、ルーブルは急落している。ロイター通信によると、3日午前(現地時間)基準で1ドル=117.5ルーブルと、年初(1ドル=74ルーブル)比で59%も暴落した。
このためロシアのデフォルトを警告する声が続いている。国際金融協会(IFF)は先月28日、「ロシアの外貨準備高(約6400億ドル)のおよそ半分が国際制裁で凍結したと推定される」とし「ロシアがデフォルトを宣言する可能性は非常に高い」と警告した。
CNNによると、米国投資銀行JPモルガンも最近、顧客に送ったメモで「ロシアに対する西側の制裁のため国際債券市場でロシア国債のデフォルトの可能性が大きく高まった」と伝えた。
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