日本の高校生は新型コロナウイルスへの恐怖感が強く、マスクの着用率も高い。ただ、情緒は安定している――。国立青少年教育振興機構(東京)などが、コロナ禍を経験した日米中韓4か国の高校生を対象に行った意識調査でこんな傾向が出た。
調査は昨年9月~今年2月に実施し、4か国の高校生計1万1414人から回答を得た。
「コロナで命を失うことを恐れている」とする恐怖感について、「とてもあてはまる」「あてはまる」と回答した割合は、日本が47%で、韓国(31%)、中国(27%)、米国(22%)を大きく上回った。「コロナがとてもこわい」は日本が59%で、韓国(64%)より低いが、中国(42%)と米国(23%)より高い。
マスク着用については「常にしている」が、日本は95%に上り、最も高かった。次いで、韓国(84%)、中国(71%)、米国(52%)と続いた。「こまめな手洗い」や「人混みを避ける」などの感染予防も、日本は比較的高い割合を示した。
一方、情緒面は比較的安定していた。「コロナ感染が心配で眠れない」は、日本は3%で最も低く、米中韓は7~22%だった。最近の傾向についても、「神経が高ぶり、心が安定しない」「なんとなくいらいらする」「集中できない」は、日本が30~38%と4か国中最も低く、米中韓は33~63%だった。2017年の調査と比べても心身は落ち着いているとみられ、同機構は「日本の高校生はしっかり感染予防を行っており、コロナと向き合って冷静に恐れていると言える。適応力が高く、うまく対処している」と分析している。
からの記事と詳細 ( 日本の高校生、「コロナで死亡」に恐怖感47%…「常にマスク着用」95% - 読売新聞オンライン )
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