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Tuesday, July 5, 2022

「真夏日。マスクは、リスクに変わる」 独自フレーズで熱中症予防啓発 神戸市がポスター製作 - 神戸新聞NEXT

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 「真夏日。マスクは、リスクに変わる」-。新型コロナウイルス対策でマスク生活が続く中、神戸市は熱中症予防に向け、印象的なキャッチフレーズが目を引く啓発ポスターを作った。熱中症は、体がまだ暑さに慣れていない今の時期に多いとされ、市は警戒を呼びかけている。(名倉あかり)

 同市消防局によると、6月は厳しい暑さが続いたこともあり、139人が熱中症疑いで搬送された。前年同月の47人に比べて約3倍の多さで6月の搬送件数では過去5年で最多。70代以上が48%を占め、複数の小学生が体育の授業中に搬送されたケースもあった。

 同局の担当者は「猛暑で搬送者が多かった2018年の同時期よりも、患者が増えている。暑さ対策を徹底してほしい」と危機感を強める。

 啓発に作ったポスターは12種類。デザインは「職能を生かして地元に貢献したい」と同局の活動に協力してきた神戸市出身のクリエイター、松吉亨さんが手がけた。

 「夏、汗の量で言えば、通勤も、家事も、睡眠も、スポーツだと思う」「猛暑日よりも危険なのは、作業初日でした」

 高齢者、子ども、建設作業員、ペットなどがそれぞれ熱中症のリスクが高くなる状況を、端的なフレーズで表現。体温を表すサーモグラフィー風に全体を赤と黄色でまとめ、「素通りされないデザイン」に仕上げた。

 屋外で人との距離が十分に確保できている場合はマスクを外す、室内に温度計を設置するなど、コロナ禍を踏まえた注意点も盛り込んだ。

 同局担当者は「内容は雑学にもなる。じっくり見て、家族や友人、大切な人に広めてほしい」とアピールする。ポスターは7月中に市内各所に掲示する予定。

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