8日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸し、前週末比65円22銭(0.23%)高の2万8241円09銭で前場を終えた。好業績銘柄などに買いが集まり、相場を押し上げた。半面、米金融政策の先行きについては見極めムードも広がりやすいなか、利益確定や戻り待ちの売りで相場は下落する場面もあった。
日経平均は朝方に100円超下落した後は終始、方向感を欠く展開となった。前週末に発表された7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回る強い内容となったものの、米金融政策の先行きについては10日に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいという見方があった。そのため、東京市場では決算などを受けた個別物色の展開となりやすかった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4465億円、売買高は5億9463万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は781と、全体の約4割だった。値下がりは964、変わらずは90銘柄だった。
東エレク、第一三共、ソフトバンクグループ(SBG)、バンナムHD、スズキが上昇した。一方、エムスリー、東京海上、ネクソン、資生堂が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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