仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
保険ガイド「リアほ」を開発・運営するWDC(千葉県船橋市)は、20〜59歳の男女300人を対象に「屋外でのマスク着用」に関するアンケート調査を実施した。屋外で人との距離を十分に保てる場合、マスクを外しているか聞いたところ、「外していない」との回答が54.00%に上った。
厚生労働省はガイドラインで、屋内では距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合を除き、マスクの着用を推奨。一方で、屋外では季節を問わずマスクの着用は原則不要とし、人との距離(目安は2メートル)が保てずに会話する場合に着用を推奨している。
調査では依然、半数以上が屋外で十分な距離を保てる状況でもマスクを着用していることが明らかになった。
20代と50代の屋外でのマスク着用率
20代と50代で屋外でのマスク着用率を比較した。20代では「外している」と答えた割合が52.04%と過半数を占めたのに対し、50代では「外していない」の方が多く、60.81%という結果になった。
若い世代は適宜、マスクの着脱を選択しているが、年代が上がるにつれて屋外でもマスクを着用する人が多く「重症化リスクへの懸念もうかがえる」とWDCは分析する。
屋外でもマスクを着用している理由
屋外でもマスクを外さないと答えた人に理由を尋ねたところ、1位は「屋外でも感染対策を行いたいから」で34.57%、次いで「マスク着用が習慣になっているから」が24.69%、「まわりの目が気になるから」が23.46%だった。
屋外でのマスク着用理由について年代別で見ると、50代では「屋外でも感染対策を行いたいから」が57.78%と過半数を占めているのに対し、それより下の年代では「まわりの目が気になるから」「マスク着用が習慣になっているから」「マスク着用に慣れてしまい、恥ずかしく感じるから」などに回答が分散する結果となった。
現在のマスク着用ガイドラインについてどう考える?
現在のマスク着用ガイドラインについてどう考えているか聞いた。半数以上の54.33%が「現在の感染状況に適している」と回答。段階を踏んでの緩和策が受け入れられていることがうかがえる結果となった。
今回の調査は、20〜59歳の男女を対象に9月30日にインターネットで行った。有効回答数は300人。
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