新型コロナウイルス感染症の法律上の分類が「5類」に引き下げられて半月以上が過ぎ、急速に「脱マスク」が進んでいる。読売新聞は5月30日、京都市内で計5000人の着用状況を街頭で調査。繁華街や観光地では、マスクを着けていない人が5割を超えていた。(上村真也)
調査は30日、▽烏丸・河原町エリア(中京、下京区)▽祇園・清水寺エリア(東山区)▽駅ホーム・電車内(阪急京都線、市営地下鉄烏丸線)――で実施。行き交う人を「マスク着用」「非着用」「その他(いわゆる『あごマスク』など)」で分類した。乳幼児は対象から外した。
調査時は京都市内はくもりで、最高気温は平年並みの26・6度だった。
四条通と河原町通沿いを中心に2910人の着用状況を調べたところ、着用が44%、非着用が53%だった。
オフィスビルが並ぶ四条烏丸周辺では、ノーマスクで歩くスーツ姿の会社員が目立つ。金融会社に勤める男性(41)は「5類になって社内ルールが変わり、一斉にマスクを外した。社外の人と会う時だけ、念のため着けている」と話す。
若者や外国人が多い河原町周辺は、烏丸より着用率が下がる印象だ。友人と買い物に来た京都市西京区のパート女性(26)はこの日、約3年ぶりにノーマスクで外出したという。「惰性で着けていたけれど、梅雨入りで蒸し暑くなって思い切って外した。開放感があり、もうマスク生活には戻れないと思う」と笑った。
祇園の花見小路通や清水寺に続く参道「清水坂」で1638人分を数えた。時間帯によっては人通りの半数近くを外国人観光客が占めるが、ツアー客も含め、ほぼノーマスクだ。祇園の土産物店によると、桜の季節にはマスク着用の訪日客もいたが、「最近は99%、ノーマスク」という。
対照的に、国内観光で訪れている高齢者の着用率はかなり高い。八坂神社を参拝した三重県伊賀市の70歳代夫婦は「1年前に夫婦で感染してひどい目にあった。京都は混雑しているので、着けておいた方が安心」と口をそろえた。
修学旅行生は学校ごとに着用状況はバラバラだった。
このエリアでの着用・非着用の割合は、烏丸・河原町エリアとほぼ一致した。
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