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Sunday, June 11, 2023

子育て中の女性「マスク外す派」「外せてうれしい」…一方で女子高校生は「今更恥ずかしい」 - 読売新聞オンライン

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 新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に引き下げられて、8日で1か月。香川県内でも「脱マスク」が進んでいる。高松市内の街頭で約600人を調べると、マスクを着けていない人は6割近くだった。コロナ禍で日常だった風景は変わりつつある。(津田啓生、尾崎達哉)

 国は3月からマスク着用は個人の判断に委ねており、意思に反して着脱を強いることがないよう配慮を求めている。一方、基礎疾患がある人や高齢者らは着用が効果的とし、医療機関や高齢者施設では引き続き着用を勧めている。

 調査は、今月6日朝に高松丸亀町商店街を行き交う人を対象に実施。623人のうちマスクを着けているのは275人、着けていないのは348人だった。

 勤務先に向かっていた高松市の会社員(42)は5月の5類移行をきっかけに、外し始めた。「屋外では外すが屋内の人混みでは着ける。仕事の場でも、相手が外していれば自分も外している」と話し、状況に応じて使い分けているという。

 また、子育て中の女性(33)も「外す派」で、「蒸れるしあまり好きではなかった。正式に外せるようになってよかった」とうれしそうに話した。

 夏が近づけば、暑さから外す人はより増えそうだ。

 商店街近くにあり、高松琴平電気鉄道で、1日あたりの利用者数が最も多い瓦町駅周辺は状況が違った。

 駅の利用者では着用している姿が目立った。通勤ラッシュ時など混雑した交通機関については、着用が推奨されていることが影響しているとみられる。駅近くにいた80歳代の女性は「年を取っているので、感染するのは怖い」とマスク姿だった。

 「外さない派」は、長引くコロナ禍で、肌身離さずに使ってきただけに、別の理由を挙げる人もいた。

 友人と通学していた高校3年の女子生徒は、入学当初からマスク姿が当たり前で、いまも手放せない。学校側は外すことも認めているが、「クラスのほとんどは着けている」と明かし、「今更外して顔を見られるのは恥ずかしい」と話す。当分の間、着けたままで過ごすつもりだという。

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