米テスラ、北欧でストが拡大 マスク氏「常軌逸する」と徹底抗戦の構え - 産経ニュース

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港湾労働者の妨害によって港に係留されたままの船＝１１月７日、スウェーデン南部（Ｊｏｈａｎ　Ｎｉｌｓｓｏｎ／ＴＴ　Ｎｅｗｓ　Ａｇｅｎｃｙ提供・ＡＰ＝共同）

米電気自動車（ＥＶ）大手テスラに対するストが北欧で拡大している。スウェーデンで働く従業員が労働協約の締結を求めたところ、テスラが拒否。業界の垣根を越えた大規模ストに発展し、隣国にも飛び火した。テスラはもともと労組の活動に否定的で、イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は「常軌を逸している」と徹底抗戦の構えだ。

欧米メディアが報じた。きっかけは、スウェーデンにあるテスラ直営の整備工場で、産業別の労働組合「ＩＦメタル」に所属する１００人超が１０月下旬にストを始めたことだった。

さらに港湾労働者や清掃員、郵便局員などの労組メンバーも連帯してストに加わり、テスラ関連の業務を拒否。テスラ車が船から荷降ろしされなかったり、新車のナンバープレートが配送されなかったりする事態も起きた。

１２月に入ると、隣国のデンマークやノルウェー、フィンランドの労組も同調し、参加を表明した。（共同）

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