新型コロナウイルスの感染対策としてのマスク着用が個人の判断にゆだねられた昨年3月以降も、マスク着用が急に減らなかったのはなぜか。政府の推奨や「同調圧力」より、「私がしたい」という個人の判断による影響が大きかったことを大阪大の三浦麻子教授(社会心理学)らのグループが明らかにした。
グループは、2022年10月から全国約2千人を対象にウェブ調査を毎月行い、社会の状況の変化にともなう個人の心の変化を探ってきた。今回、23年2~10月のデータを分析し、マスク着用率の推移とその判断に対する影響を分析した。
「外出時にマスクをつけますか」という問いに対して、「公共の場でつける」を100%、「つけない」を0%として10%刻みに回答してもらった。
昨年3月に政府によるマスク着用の推奨が解除された後も、個人のマスク着用率は急に低下しなかった。4カ月後に、マスク着用率が80%以上と回答した人が半数以下に。その後、マスクを着用しない人が増加した。
マスク着用の動機も分析した。
政府による命令などを正当化…
からの記事と詳細 ( 社会は同調圧力に満ちていないかも マスク着用率分析からみえた:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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