新型コロナウイルス感染症の5類移行から1年となるのを前に、産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」が実施した意識調査で、今後もマスクを「着用したい」との回答が5割超だった。アルコール消毒などの感染対策を「今も継続中」との回答も5割近くで、5類移行後も感染への警戒感の高さがうかがわれた。
調査は産経リサーチ&データの会員サイト「くらするーむ」の登録者を対象に、4月18~29日にウェブ上で実施。全国の男女計4120人から回答を得た。
調査で、今後のマスク着用の考えを聞いたところ、「絶対に着用したい」が10・3%、「できるだけ着用したい」が44・3%。これに対し「できれば着用したくない」は33・6%、「絶対に着用しない」は5・2%にとどまった。
継続するコロナ対策について複数回答で聞いた設問では、「アルコール消毒などの対策」が49・6%でトップ。「周りの人と距離をとる」が27・9%、「大人数の会合を控える」が27・4%で続き、「旅行や遠出を控える」も19・5%だった。
コロナ禍から日常に戻ったと感じた時期については、5類に移行した「昨年」との回答が42・1%と最多で、「今年」が14・9%で続いた。コロナ禍初期と「意識は変わらない」との回答も14・2%にのぼった。
新型コロナの感染症法上の位置づけは、昨年5月8日に季節性インフルエンザ並みの5類へ移行。無料のワクチン接種といった公費支援も今年3月末で終了した。
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