今年のヴィクトリアMは2強ムード。昨年のローズSで1分43秒0の日本レコードを記録し、秋華賞で女王リバティアイランドに詰め寄って1馬身差の2着となったマスクトディーヴァが、2度目のG1挑戦で初制覇を狙う。秋華賞後は東京新聞杯で6着に敗れたが、これは出遅れが影響したもの。前走の阪神牝馬Sを制して、勢いがある。辻野師は「昨年の秋よりも一段階、中身が入ってきました」と成長を口にする。
昨秋から本格化したのがナミュールだ。マイルCSでG1初制覇を達成し、その後は海外を転戦。香港マイル3着、ドバイターフ2着と、世界の強豪を相手に善戦した。昨年の当レースでは道中で不利があり、スムーズさを欠いて7着に敗れたが、府中マイルはベストの舞台だ。
今年に入って力をつけているのがコンクシェル。2月に準オープンを制すと、続く中山牝馬Sも勝って重賞初制覇を成し遂げた。スピードは上位のものがある。
阪神牝馬S2着のウンブライルは、今回と同舞台で行われた昨年のNHKマイルCで2着の実績がある。コース変わりはプラス材料となる。
他では22年秋華賞の覇者で、復帰戦となった前走の大阪杯で8着のスタニングローズ、昨年の牝馬3冠で好走したハーパー、4日に実戦復帰したルメールとコンビを組むフィアスプライド、決め手はここに入っても上位のモリアーナにも注目だ。
提供:デイリースポーツ
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